白くなったヒゲは脱毛できる?50代以降のヒゲ脱毛の注意点

年齢を重ねるごとに髪の毛に白髪が混ざり始めますよね?これは毛に含まれるメラニン色素が加齢によって減少するためです。
これは、ヒゲにも同じことが言え、ある程度の年齢になるとヒゲにも白い毛が混ざることがあります。
しかし、白くなったヒゲが気になるからヒゲ脱毛をしたいと思っても、光脱毛やレーザー脱毛では十分な脱毛効果を発揮することが難しくなります。
本記事では、なぜ白くなったヒゲへの脱毛が難しいのか、白いヒゲへの対処法をご紹介します。

白くなったヒゲは脱毛できるのか?

白くなったヒゲは脱毛できるのか?

現在のヒゲ脱毛の主流な方法である、光脱毛やレーザー脱毛では白くなったヒゲへの効果的な脱毛効果はありません。
なぜなら、この2つの脱毛方法は毛に含まれる、メラニン色素に反応する特殊な光波長を利用して脱毛効果を発揮するためです。
メラニン色素が多い=毛が黒くなるですので、白くなったヒゲは必然的にメラニン色素が少なくなっている状態です。
そのため、白くなったヒゲにいくら光・レーザーを照射しても反応せず、何もなかったように通過してしまい、どれだけ出力を上げても脱毛効果を発揮することが難しくなります。

ヒゲに白い毛が混ざり始めた!早めにヒゲ脱毛を開始しましょう

ヒゲ脱毛をお考えの男性の中で、もうすでにヒゲの中に白い毛がちらほら見えてきた。という方がおられれば、すぐにでもヒゲ脱毛を始めるようにして下さい。
アゴ周りやモミアゲから白くなっていく傾向にありますが、1本毛が白くなり始めると他のヒゲも次々と白くなる傾向にありますので、ヒゲ全体が白くなるのも時間の問題かもしれません。
ヒゲ脱毛はどれだけ早くても半年から1年ほどの期間が必要です。脱毛期間中に毛が白くなってしまうと、十分な脱毛効果を得ることが難しくなりますので、事前に理解して脱毛の計画を立てるようにしましょう。

ヒゲが白くなりはじめる年齢は?

一般的にですが、白髪が見える頃に合わせてヒゲにも白い毛が生える傾向にあります。早い方で30代半ばから40代前半、40代後半から50代にかけては多くの男性のヒゲに白い毛が見られるようになります。
当店をご利用のお客様の状態を見る限りですと、50代以降の方のほとんどで白い毛が確認されていますので、50代以降のヒゲ脱毛は早めに始められることをオススメします。

なぜ毛は白くなるの?

毛は毛穴の奥にある組織「毛母細胞」で作られています。毛が黒くなる理由としては、メラノサイトと呼ばれる(色素細胞)で作られたメラニン式色素が成長する毛に取り込まれることで、黒く元気な毛となって生えてきます。
この、メラノサイトの働きが衰えると毛が着色されず、白い毛のまま成長してしまいます。

毛が白くなる原因は加齢だけではありません

メラノサイトの働きが衰える原因は加齢だけではありません。
いくつかの要因がありますので、ご紹介します。

栄養不足による要因

原因の一つとして、毛への栄養不足があります。
メラノサイトが正常に働くためには3つの栄養素が重要とされています。

  • タンパク質
    毛の主成分の90%以上はタンパク質の一種である「ケラチン」で作られています。
    肉類や卵、大豆に含まれるタンパク質やアミノ酸を摂取することで、毛の元である「ケラチン」を体内に取り込みやすくなります。
  • ミネラル
    ミネラルの中でも特に「アルギン酸」や「亜鉛」が重要です。
    アルギン酸は毛を守ったり、頭皮や毛穴の乾燥を予防する働きがあります。
    亜鉛は毛の成長に必要なタンパク質の吸収を高める働きがあります。
  • ビタミン
    「ビタミンC」や「パトテン酸」が特に重要で、ビタミンCは肌や毛を作るためのコーラゲンの生成、パトテン酸は細胞やホルモンを助ける働きがあります。

遺伝による要因

10代や20代から白髪にお悩みの方は、遺伝による影響が大きいかもしれません。
メラニン色素が生成されにくい遺伝や成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝が確認されており、白髪が生えるというよりは、白髪が生えやすくなるといった遺伝になります。

過剰なストレスによる要因

ストレス受けることでも、毛が白くなると言われています。
ストレスで心臓がドキドキしたり、呼吸が早くなった経験はありませんか?人はストレスが溜まると、血管が収縮し血流が悪くなる傾向にあります。
血流が悪くなると、毛の成長に必要な栄養が毛母細胞まで十分に届きにくくなり、その結果、白い毛が作られやすい環境になってしまいます。

紫外線による要因

頭皮や毛穴は紫外線による刺激を受けることで、活性酸素が生成されます。
この活性酸素は肌や毛の細胞酸化させダメージを与えてしまいます。その結果、毛母細胞が正常に働きにくくなり、白い毛が生える原因となります。

睡眠不足による要因

睡眠中には「メラトニン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
「メラトニン」には体内で生成された活性酸素を取り除く働きがあるため、十分な睡眠を取ることで、体内の細胞の働きを正常化し白い毛が作られる働きを抑える効果があります。

白くなったヒゲの対処法

白くなったヒゲは脱毛不可能?

毛に含まれるメラニン色素を利用する、光脱毛やレーザー脱毛では白くなったヒゲへの脱毛はできません。
ですが、ニードル脱毛と呼ばれる脱毛方法を利用することで、白いヒゲへの脱毛が可能になります。
ニードル脱毛は毛穴一つひとつに、特殊な絶縁加工をした針を挿入することで、脱毛効果を発揮します。そのため、毛の色に関係なく脱毛効果を発揮することができます。
しかし、ニードル脱毛はその脱毛方法から「強い痛み」「施術費用が高額」「施術時間が長い」などのデメリットも存在し、広範囲の施術より部分的な脱毛に向いた脱毛方法とも言えます。

白と黒のヒゲが混在している方は先に光脱毛を受けることがオススメ

先ほど解説した、ニードル脱毛は広範囲への脱毛が得意ではありません。そのため、今現在、黒いヒゲと白いヒゲが混在している方は、黒いヒゲだけでも光脱毛で処理してしまうことをオススメします。
ヒゲの黒い部分が無くなるだけでも、口周りをスッキリ見せることも可能ですし、ヒゲがまだ気になる場合は、白くなった部分だけをニードル脱毛で処理すればよいので、痛みや費用を大幅に抑えることができます。

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