ヒゲ脱毛をすると「肌に負担がかかるのでは？」と不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか？
特に、ヒゲ脱毛後に肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりしないか心配される方もおられると思います。
脱毛サロンでの光脱毛やクリニックでのレーザー脱毛、どちらでヒゲ脱毛をした場合でも肌への影響はゼロとは言えません。しかし、脱毛後に正しいスキンケア・保湿アフターケアを行うことで、肌への影響を少なくすることは可能です。
本記事では、ヒゲ脱毛後に起こりえる肌トラブルと、肌トラブルを防ぐために行った方が良い、スキンケア・保湿アフターケアの方法をご紹介します。
目次
ヒゲ脱毛後にスキンケアをしないリスクとは？
ヒゲ脱毛を行うと、脱毛方法や肌の状態にもよりますが、肌への負担がかかります。
特にヒゲは男性の脱毛の中でも最強の毛に強い部分に当たるため、出力を上げた状態で施術を行う必要があり、肌へ加わる負担も他の部位に比べて大きくなります。
しかし、しっかりとしたスキンケアを行えば、肌へ与える影響を最小限に抑え肌トラブルを引き起こす可能性を軽減させることができます。
次にヒゲ脱毛後に起こりやすい肌トラブルを3つご紹介します。
肌が赤くなりやすい
光脱毛やレーザー脱毛の脱毛の仕組みとして、毛の黒色（メラニン色素）に反応する光波長を利用して脱毛効果を得ています。
ヒゲ脱毛後は、照射した光やレーザーによって毛に熱が加えられ、施術後の肌もその熱で温度が上がった状態になっています。
そのため、肌が赤みを帯びたり火照った感覚がでる方もおられます。
ほとんどの場合は、数時間から翌日には治まりますが、敏感肌や熱が残りやすい体質の方は数日続くこともあります。
脱毛後に体温が上がる行為をすると、赤みが出やすくなりますので注意が必要です。
ニキビや毛嚢炎ができる可能性も
脱毛後は肌がデリケートな状態になりバリア機能が低下しています。
その肌に雑菌や細菌が付着するとニキビや毛嚢炎と呼ばれる、赤い湿疹ができる場合があります。
毛穴の奥の毛根を包んでいるものを毛嚢（または毛包）といいますが、その部分に細菌感染（主に黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌）が起こり炎症を生じたものを、毛嚢炎（毛包炎）といいます。毛穴がある所にはどこでも発生しえますが、汗をかきやすい部分や毛の処理をした部分に生じやすくなります。
引用元：神田西口クリニック
ヒゲ脱毛後のニキビや毛嚢炎を防ぐには、ヒゲの深剃りをしない・肌を清潔な状態に保つことが大切です。
ヒリヒリ感が残る
ヒゲ脱毛後に熱を持った肌は、日焼けをした後と似たような状態です。
肌に熱が蓄積されることで、肌表面の水分が乾燥してヒリヒリした感じがあったり、かゆみが出たりするケースも確認されております。
特に、ヒゲは熱が蓄積されやすい部位になりますので、ヒリヒリ感やかゆみを起こしやすくなります。脱毛後のアフターケアをしっかり行うことで、予防を徹底しましょう。
ヒゲ脱毛後は肌のアフターケアが重要
ヒゲ脱毛後の肌トラブルは一時的なものがほとんどです。
しかし、可能であれば肌への負担は最小限にしたいですよね。
そのためには、肌の保湿を中心としたアフターケアを行うことが重要になりますので、次にヒゲ脱毛後のスキンケアについてご紹介します。
入念な保湿が大切
脱毛後の肌は熱を持ち、肌に含まれる水分が蒸発して乾燥しやすい状態になっています。乾燥すると肌の赤みやかゆみが起きる原因になりますので、入念な保湿をすることが大切です。
保湿のタイミングとしては、朝顔を洗ったタイミングとお風呂上りのタイミングになり、顔を洗った後は化粧水と乳液でお顔の保湿を心がけてください。
顔を洗った後は、ホコリや皮脂汚れが落ちて清潔な状態なのと、乾燥を防ぐために必要な油分も洗い流された状態ですので、肌が乾燥するまえに保湿をすることが重要です。
湯船につかる・サウナに入るのは厳禁！
湯船に浸かったり、サウナに入るとなど体温が上がる行為は厳禁です。
ヒゲ脱毛後の肌は熱が蓄積された状態ですので、さらに体温を上げると肌が火照ったり、ヒリヒリ感が出る原因になってしまいます。
顔を洗う際もゴシゴシと擦るのではなく、泡でなでるように優しく洗うようにしてください。
日焼けに注意
ヒゲ脱毛後の日焼けは絶対ＮＧです。日焼けは肌へのダメージが大きく、肌に熱を加えてしまうため、脱毛後の熱が蓄積された肌へも悪影響を与えてしまいます。ヒリヒリ感やかゆみが出たり、最悪の場合は火傷に繋がる恐れもあるので注意です。
また、日焼けをしてしまうと肌が黒く焼け、次の脱毛施術を受けられない場合があります。
定期的に脱毛を行うためにも、脱毛期間中の日焼けには十分ご注意ください。
関連記事：脱毛前後の日焼けがNGな理由とは？日焼けに気を付ける期間と対策法
深剃りや毛抜きに注意
ヒゲ脱毛直後は肌のバリア機能が低下し、とてもデリケートな状態です。
カミソリでの深剃りは肌の負担が大きく、カミソリ負けや出血など普段以上に肌へ与えるダメージが大きくなってしまいます。
また、毛抜きも同様でヒゲを抜いた毛穴から細菌が入り、毛嚢炎やニキビに繋がる可能性があるためご注意ください。
脱毛後にヒゲを剃る必要がある方は、電気シャーバーを使い優しく剃るようにしてください。
手で顔を触らないように
ヒゲ脱毛直後の肌はデリケートな状態で、ばい菌や細菌による影響を受けやすくなっています。脱毛後のヒゲの状態が気になる方もおられると思いますが、手には沢山の菌が付着していますので、ヒゲ周りをベタベタと触らないようにしましょう。
手で触らないだけでも、毛嚢炎のリスクは大きく軽減されます。
正しいスキンケアをするメリットは？
日頃から正しいスキンケアにより、肌の保湿を心がけることでヒゲ脱毛の影響による肌トラブルを未然に防止することができます。
肌に水分があると痛みが軽減されることも
お肌の水分量が十分あると、肌のバリア機能が高く脱毛施術の際の痛みが和らぎます。
反対に乾燥していると、熱を感じやすかったり、チクっとした痛みを感じやすくなります。
脱毛効果を実感しやすくなる
光を照射した時のエネルギーは、水分を伝って毛の根本まで届きます。
そのため、しっかりと保湿された肌への脱毛は効果を実感しやすいケースが多いです。
また、保湿された肌はヒゲ脱毛による肌トラブルのリスクも少なく、途中で脱毛を中断する心配もありませんので、予定通り脱毛が進むメリットもあります。
乾燥しやすい秋・冬シーズンは入念なスキンケアを！
秋・冬シーズンは春・夏に比べ空気が乾燥しています。
また、エアコンの風や厚着の影響で気づかない内に身体の水分が蒸発してしまいます。
お肌の乾燥が原因で、思わぬ肌トラブルや脱毛施術の際に痛みを感じないためにも、より入念なスキンケアを心がけてください。
ヒゲ脱毛がお肌の乾燥予防になる？
ヒゲ脱毛後はお肌が乾燥すると解説してきましたが、ヒゲ脱毛をしない方でもお肌が乾燥するタイミングは沢山あります。
その一つが「ヒゲ剃り」です。
ヒゲ剃りでは毛と一緒に肌の表面も削ってしまうので、肌表面の水分もなくなってしまいます。また、シェービングフォームを利用することで、肌に必要な油分も落ちてしまい、乾燥しやすい肌になります。
ですので、ヒゲ脱毛は肌の乾燥予防にも有効な対策となります。
ヒゲ脱毛を行うことで、ヒゲ剃りの頻度が減少・なくなるので肌の状態を保ちやすくなります。
また、肌への負担も減りニキビなどの、肌トラブルのリスクも軽減します。
